てんねん水 - [ ノートPC CLEVO D520P ]
update 2004/08/31

● 冷却

D500Pは「爆音」「爆熱」と言われる程、熱とファンの音が凄いです。なぜそんなに熱く、ファンの音はうるさいのか?その理由は「デスクトップのCPUを載せているから」と「高クロックのVGAを載せているから」が大きい。メインボードのBottom側には「CPU」「VGA」「チップセット」の発熱するチップがあり、それらを3つのファンを使って冷却しているワケだから、ファンの音は大きく、ファンがフル回転すると排気口から出る風は熱く風量も凄いのです。

と、まあ御託はこの辺にして、ここからは実際に私が試した冷却法を書いてみます。


1. 底にカセットテープ積み

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一番お手軽で一番お金がかからない。それで効果的。ちなみにこの「底上げ」の目的は、底部のファンになるだけ冷たい風を取り込んでもらうこと。扇風機と併用すると更に効果的にCPU温度が下がる。真面目にオススメです。動画エンコードで長時間CPUをシバキ続けるなら、迷わずコレか!?


2. 冷却クーラー(ELECOM SX-CL01SV)

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「冷え冷えクーラー」デス。これは、冷却クーラーの上にノートPCを置いて、ノートPCの底部に風を送ろうというもの。まぁ、カセットテープで底上げして扇風機と似たようなもんです。ちなみにこの冷却クーラーを裏から見ると↓こんな感じ。

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肝心の効果の程は、以下のグラフで、、、

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底上げするとしないとでは差はハッキリとしているが、ファンをONにするのとしないのとでは困ったことに誤差範囲でしかない。確かに、この冷却クーラーから出る風量は少ない。しかもノートPCのファンの吸気口にヘンに風が当たるためか、ホコリがヘンに付いて掃除が大変になった(笑)。これならカセットテープ&扇風機でオッケーじゃん?てな事に。ちなみにこの冷却クーラーのお値段は3,000円で釣りが来る。


3. CPUに銀グリス

一番の熱源はCPUです。コレをなんとかするには、やっぱ…グリス?というわけで、「熱伝導率:8.5(W/mK)」と謳うシルバーグリス(714円)を買って塗ってみました。2℃下がりました。効果有り?しかしコレは塗り方が難しい。塗りすぎると逆効果だし、かといって少なすぎてもダメ。何度か試してみないと適切な塗り方がワカラン。


4. CPU換装

高クロックだから熱いのだ。ならいっそのこと低クロックのCPUに取り換えるか!?というわけでPentium4の1.6A GHzに換装してみたが、XE3.2GHzと比べて10℃程下がった。効果有りだが、しかしコレでいいのか?


禁じ手. 保冷剤

東京で最高気温を観測した日にやってしまった、、、カセットテープで底上げして、そこに保冷剤を敷き詰め、扇風機……。いやぁ、凄く冷えましたよ。XE3.2GHzでシバいて60℃行きません。58℃!ちなみに保冷剤無しでやると68℃。しかしこれをやるとPCがダメージを受けるという諸刃の剣。誰にもお勧めできない。


まとめ

底上げ最強。状況に応じて風を送ればよし、といったところか。まあ、とりあえずは底部のファンの掃除はこまめにしましょう。どこかのショップにあったマニュアルに記載されていたのは「2,3ヶ月に一度、クリーニングしろ」とのことです。ファンの掃除の仕方は色々あるが、一番楽なのは掃除機で吸い取る。それか、キーボードを開けてメインボードの穴からエアダスターで風を吹きつけるとか、いっそのこと分解清掃するか…


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