てんねん水 - [ ノートPC CLEVO D520P ]
update 2004/08/31

● D520PにPentium4 1.6A GHz

今回はデスクトップ向けPentium4のNorthwoodコア最弱の1.6A GHzです。

CPU

なぜ今更「1.6GHz」なのかというのは、ただ単にCPUの温度がどの位なのかな?といった好奇心!(笑)。XE3.2GHz(TDP 92.1W)ではIlde状態で48℃、3.2GHz(82W)なら43℃くらいだから、TDPが46.8Wの1.6Aなら冷え冷えだろうと。…さて、ここでD500Pのユーザーマニュアルを見てみると、このノートPCに対応するCPUは

Socket 478 Pentium4
L2 512KB,FSB 533MHz,2.8/3.06GHz
L2 512KB,FSB 800MHz,2.4/2.6/2.8/3/3.2GHz
90nm,L2 1MB,FSB 800MHz,3.2/3.4GHz

と、しっかり記載されている。FSB400MHzやら1.6GHzの記述は一切無い。…対応してるのか?そりゃもちろん対応している。

CPU

チップセットがi865PEだから使えて当たり前……まぁBIOSではじかれる可能性があったわけだが、結果はちゃんと使えるのでOK。ちなみにBIOSのバージョンは1.00.07T3です。このCPUを使う場合の注意事項としては、「Hyper-Threading Technology」が無いから、HTテクノロジありのCPUでそれを有効にしてXPをインストールしたものだと、OS起動中に止まっちゃうので、その辺がメンドうですな。私の場合は、HTテクノロジ有効のXPとHTテクノロジ無効の2000とのマルチブート仕様なので、この1.6AのCPUはもっぱら2000で動かしてます。とっても軽い。

FSBが変わったことで、メモリのクロックも変化しました。現在はPC3200のメモリを2枚使ってDualChannelで使っているのだが、それがPC2100相当でDualChannelで動いてます。

Memory

PC3200は200MHz、PC2700は166MHzだよ。

この辺で本題の「CPU温度」で、XE3.2GHzと比較したグラフです。


実験した日は、夏にも関わらず気温21℃と非常に涼しかったので、XE3.2GHzの熱がかなり低い。それでも1.6Aと比べると最大10℃の差があり、やはり1.6Aは冷え冷え!という予想通りの結果となりました。ここでグラフに書かれていない話として、ベンチ終了1分後に1.6Aは41℃となってるが、これはベンチ終了後24秒で40℃まで下がってファン停止し、一旦39℃に下がったが、ファンが停止してるので41℃に上がった、、、という状況です。1分かけて41℃までしか下がらなかったわけじゃないので、この辺はXE3.2GHzのベンチ終了1分後でまだファンが回ってるのとワケが違う。あぁ、グラフの1分刻みでは長すぎましたね…。ちなみに、D500Pのファンの制御は、CPU温度47℃でファンが回りだし、40℃になると停止します。1.6AならIdle状態でファンが回らない範囲で頑張ってくれるかな?と思ったが、リテールファンのデカさを見れば「そりゃ無理だ」とツッコミ入るよな。

ベンチマーク

環境
OS
Windows2000 Pro SP4(HTT無効)
VGA Clock(Core/Memory)
344MHz / 243MHz(DDR)
ディスプレイドライバ
6.14.10.6422 - ATI Catalyst 4.2


1.6A GHz
XE 3.2GHz
3DMark03 340(CPU Mark)
2845(310)
3023(737)
FINAL FANTASY XI ver2 Low
3245
5908
FINAL FANTASY XI ver2 High
2800
4074
Superπ 104万桁
1分45秒
42秒

全く期待していなかったが、意外とスコアが良いな。というか、普通にDynaBookG8/U25を超えてる(^-^;;。G8のMobilePentium4-M 2.5GHzって、いったい…。CPUの900MHz分の足を引っ張るほどGeForceFX Go5600がクソだったというわけか?なんかちょっとショックかも。

バッテリ駆動時間

WebとMP3再生
FF11ベンチ2 High
1.6A GHz
72分
71分
XE 3.2GH *
59分
42分
* OSはWindowsXP Pro SP1


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