今回はデスクトップ向けPentium4のNorthwoodコア最弱の1.6A GHzです。
なぜ今更「1.6GHz」なのかというのは、ただ単にCPUの温度がどの位なのかな?といった好奇心!(笑)。XE3.2GHz(TDP 92.1W)ではIlde状態で48℃、3.2GHz(82W)なら43℃くらいだから、TDPが46.8Wの1.6Aなら冷え冷えだろうと。…さて、ここでD500Pのユーザーマニュアルを見てみると、このノートPCに対応するCPUは
Socket 478 Pentium4
L2 512KB,FSB 533MHz,2.8/3.06GHz
L2 512KB,FSB 800MHz,2.4/2.6/2.8/3/3.2GHz
90nm,L2 1MB,FSB 800MHz,3.2/3.4GHz
と、しっかり記載されている。FSB400MHzやら1.6GHzの記述は一切無い。…対応してるのか?そりゃもちろん対応している。
チップセットがi865PEだから使えて当たり前……まぁBIOSではじかれる可能性があったわけだが、結果はちゃんと使えるのでOK。ちなみにBIOSのバージョンは1.00.07T3です。このCPUを使う場合の注意事項としては、「Hyper-Threading Technology」が無いから、HTテクノロジありのCPUでそれを有効にしてXPをインストールしたものだと、OS起動中に止まっちゃうので、その辺がメンドうですな。私の場合は、HTテクノロジ有効のXPとHTテクノロジ無効の2000とのマルチブート仕様なので、この1.6AのCPUはもっぱら2000で動かしてます。とっても軽い。
FSBが変わったことで、メモリのクロックも変化しました。現在はPC3200のメモリを2枚使ってDualChannelで使っているのだが、それがPC2100相当でDualChannelで動いてます。
PC3200は200MHz、PC2700は166MHzだよ。
この辺で本題の「CPU温度」で、XE3.2GHzと比較したグラフです。
実験した日は、夏にも関わらず気温21℃と非常に涼しかったので、XE3.2GHzの熱がかなり低い。それでも1.6Aと比べると最大10℃の差があり、やはり1.6Aは冷え冷え!という予想通りの結果となりました。ここでグラフに書かれていない話として、ベンチ終了1分後に1.6Aは41℃となってるが、これはベンチ終了後24秒で40℃まで下がってファン停止し、一旦39℃に下がったが、ファンが停止してるので41℃に上がった、、、という状況です。1分かけて41℃までしか下がらなかったわけじゃないので、この辺はXE3.2GHzのベンチ終了1分後でまだファンが回ってるのとワケが違う。あぁ、グラフの1分刻みでは長すぎましたね…。ちなみに、D500Pのファンの制御は、CPU温度47℃でファンが回りだし、40℃になると停止します。1.6AならIdle状態でファンが回らない範囲で頑張ってくれるかな?と思ったが、リテールファンのデカさを見れば「そりゃ無理だ」とツッコミ入るよな。
ベンチマーク
環境
OS
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Windows2000 Pro SP4(HTT無効)
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VGA Clock(Core/Memory)
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344MHz / 243MHz(DDR)
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ディスプレイドライバ
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6.14.10.6422 - ATI Catalyst 4.2
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1.6A GHz
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XE 3.2GHz
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3DMark03 340(CPU Mark)
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2845(310)
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3023(737)
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FINAL FANTASY XI ver2 Low
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3245
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5908
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FINAL FANTASY XI ver2 High
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2800
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4074
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Superπ 104万桁
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1分45秒
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42秒
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全く期待していなかったが、意外とスコアが良いな。というか、普通にDynaBookG8/U25を超えてる(^-^;;。G8のMobilePentium4-M 2.5GHzって、いったい…。CPUの900MHz分の足を引っ張るほどGeForceFX Go5600がクソだったというわけか?なんかちょっとショックかも。
バッテリ駆動時間
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WebとMP3再生
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FF11ベンチ2 High
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1.6A GHz
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72分
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71分
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XE 3.2GH *
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59分
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42分
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* OSはWindowsXP Pro SP1