てんねん水 - [ ノートPC DELL Inspiron 9100 ]
update 2006/02/13

● MOBILITY RADEON 9800の16パイプ化 Part2

MR9800の16pipe化改造をしてからちょうど1ヶ月経ったが、ここで密かに恐れていたことが現実になりました。

b

「ATI Tray Tools」で8パイプと認識されています。各種ベンチマークでも懐かしい、けど二度と見たくなかったスコアを記録。やはりというかなんというか、8パイプに戻ってしまった…。おそらく熱線補修剤の効果がなくなり通電しなくなったのだと考えられるが、その原因はいくつか思い当たった。

  • 容器をよく振らなかった
  • 基板を拭かなかった
  • 乾燥させる時間が短かった

これだけミスしておいてよく今まで16パイプで動いたな…。まぁ1ヶ月しか持たなかったトコロが手抜き作業だった証しだろう。ついでに項目ごとに説明すると、「容器をよく振らなかった」というのは、中の溶液をよく混ぜないとちゃんと通電しないらしい。俺は5回くらいしか振らなかったんで、たぶんそれが悪かったのだろう。次の「基盤を拭かなかった」というのは、汚れは落とせということだろう…。「乾燥させる時間が短かった」のは、俺が使った熱線補修剤の取説では「通電しないで24時間放置」と指定してあった。そこを1時間くらいで電源を入れてしまったので、これも原因だろうと。まぁ、作業は端折らずきちんとやれ、ということだろう…。ここで「壊れた」というのを考えなかった俺はかなり楽天的(笑

さて、また懲りずに16パイプにしようと思ったのだが、前回使用した「熱線補修剤」を使うのも面白くないので、今回は回路パターン補修でお馴染みの「コンダクティブペン」を使ってみようと考えた。というわけで、秋葉原に行って買ってきました。

b

2,800円でした。熱線補修剤より500円高いぞ!? ついでに前回掲載し忘れた「熱線補修剤」の画像も…

b

熱線補修剤が良いのか、それともコンダクティブペンかというのは、どっちでもいいらしい。結果を言うとどっちでも16パイプで動くし。ちなみにこれらの使い方は、「コンダクティブペン」や「熱線補修剤」で検索するとAthlonやDuronを使った武勇伝がたくさん出てくるので、それが参考になる。既に塗ってある熱線補修剤はアルコールで拭き取ればいいらしいので、薬局で消毒用エタノール(100mL 312円)も買いました。実際に使ってみたが、熱線補修剤もコンダクティブペンもきれいに拭き取れた。これで改めて失敗を恐れずに作業が出来る。

準備が整ったら、あとはレーザーカットされた部分をコンダクティブペンで塗れば改造作業は終わり。俺のやり方は、セロハンテープでマスキングしてペンで直接塗る。塗る場所はメチャメチャ狭いので、テープを貼るのがちょっと難しい。塗るときは事前にペンをよく振り、少し多めに塗ることも忘れずに。俺は1回目にちょっと少なめに塗って一晩放置して、組み立ててみたら…あれ?8パイプ?(ノД`)だった。この時はさすがに「16パイプ化キャンペーン終了(故障)」の文字が頭をちらついたが、ここで諦めずに、2回目は少し多めに塗ったらまた16パイプで動いた。ということで、1回目の失敗は量が少なかったのが原因だろうと思う。そんなわけで、現在はまた16パイプで動いてます。いや〜壊れたんじゃなくてよかった。


追記 2006/02/13
2回目の16パイプ化改造をしてから約3ヶ月経ちましたが、現在も16パイプで動いてます。手順通りやれば大丈夫みたいですね。。。


[戻る]