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MR9800
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MR9700
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MR9600
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コアクロック
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350MHz
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450MHz
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350MHz
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メモリクロック
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300MHz
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260MHz
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250MHz?
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ピクセルパイプライン
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8
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4
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4
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バーテックスシェーダ
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4
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2
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2
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メモリインターフェイス
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256bit
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128bit
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128bit
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モバイル用GPUのAGP版では最後となる(ハズ)のMOBILITY RADEON 9800。コアはR420がベースとなっている(ビデオBIOSの更新時に「R420」という名が出てくる)。R420といえばデスクトップではX800がそれだが、性能としては上記の表のとおり。機能は3Dcなどはそのまま有効。デスクトップ版の9800(コアはR350/360)と較べると発熱量が少ないらしい。このVGAは今のところDELLのInspiron XPS/9100でしか採用していない。
メモリはDDRが使われている。一部の情報表示ツールではDDR3とか出ているが、これは間違いだろう。実際にメモリに記載された型番から調べたし。
とまあ小難しい話はこの辺にして、こっからはInspiron9100で使われているMR9800について見てみましょう。
○ボード 表
赤丸で囲ってある端子は液晶のコネクタの差込口。ボードの大きさはCDケースとほぼ同じサイズ。チップを拝みたかったが、ネジはトルクスらしくそのドライバーを持ってなかったのでここまで。チップの配置としては、ボードの中央にGPUのチップがあり、その周りをメモリが4つ囲っているらしい。
○ボード 裏
赤丸で囲ってある端子はシステムボード(マザー)に挿す端子。裏側で目立つものといえば、黒い4つのチップ。コレはメモリ。ひとつのチップが32MBで、これが裏表合わせて8つ有り、32MBx8個でビデオメモリ256MB。メモリの型番は「SAMSUNG 425 K4D55323QF-GC33」。スペックはDDR 300MHz。
○システムボード
赤丸で囲ってある端子はVGAボードを挿すスロット。デスクトップでいえばAGPスロットみたいなもんか。